2014年7月14日月曜日

Ubuntu14.04LTSにemacsのためのTeXの日本語環境を整える

こんにちは、プログラム担当のAです。今回はUbuntu14.04でTeXの環境を整えたときの備忘録です。ちょっと昔にやったものなので間違いがあるかもしれません。間違いがあれば、ご指摘お願いします。
また、今回はemacs+latexmkを使います。あと基本的にTeXWikiに載ってますし、最新情報はそちらを参照すべきでしょう。

前提

  • emacsの基本的な操作がわかる
  • TeXで何か書いたことがある
  • Linuxの基本的なコマンドがわかる(lsやcdなど)
  • ホームディレクトリ内のディレクトリ名が英語にしてある(Desktop,Documentsなど)英語でなくても動くかもしれませんが検証はしてません。やり方はここでは紹介しません。

環境

  • Ubuntu14.04LTS日本語Remix(3.13.0-30-generic)
  • GNU Emacs 24.3.1

手順


TeXLive2013のインストール

[追記(2014/08/05)]
2014.8.5時点で他のメンバーが試してみたところ、wgetがうまくいきませんでした。公式サイトからinstall-­tl-­unx.tar.gzをブラウザ経由でダウンロードしてください。
あと、ブラウザ経由でダウンロードできるものはTeXLive2014です。最後の手順のパスを以下のように変更してください。これ以外は問題ないと思います。

 $ sudo /usr/local/texlive/2014/bin/x86_64-linux/tlmgr path add
[追記ここまで]

端末を開いてDownloadsディレクトリに移動します(実際にはどのディレクトリでもいいでしょう)。その後、
 $  wget  http://ring.maffin.ad.jp/pub/text/CTAN/systems/texlive/tlnet/install-­tl-­unx.tar.gz
を入力してエンターキーを押して実行します。するとinstall-tl-unx.tar.gzがカレントディレクトリに保存されます。install-tl-unx.tar.gzを以下のコマンドで展開します。
 $ tar xvf install-tl-unx.tar.gz
展開されたディレクトリに移動します。
$ cd install-tl-xxxxxxxx
install-tl-xxxxxxxxのxxxxxxxxには日付が入ります。root権限でインストールを実行します(ここが時間かかる)。
$ sudo ./install-tl
パスワードが要求されるので入力します。そのご「I」(アイ)を入力してインストールを開始します。インストールが終了したら以下のコマンドで/usr/local/binディレクトリにシンボリックリンクを追加します。ただし、以下のコマンドの2013の部分とx86_64-linuxは環境やインストールTeXLiveのバージョンによって変わる可能性があります。
 $ sudo /usr/local/texlive/2013/bin/x86_64-linux/tlmgr path add

extracbbの追加

これはバウンディングボックスを設定するツールです。以下引用。ただしweb2cディレクトリは筆者の環境ではすでに存在する模様。TEXMFLOCALの値を確認します。
$ kpsewhich -var-value TEXMFLOCAL
/usr/local/texlive/texmf-local
/usr/local/texlive/texmf-local/web2c/texmf.cnfを作成します。
$ sudo mkdir -p /usr/local/texlive/texmf-local/web2c
$ sudo touch /usr/local/texlive/texmf-local/web2c/texmf.cnf
/usr/local/texlive/texmf-local/web2c/texmf.cnfを編集します。shell_escape_commandsを以下のように編集して保存します。
shell_escape_commands = \
bibtex,bibtex8,bibtexu,upbibtex,biber,\
kpsewhich,\
makeindex,mendex,texindy,\
mpost,upmpost,\
repstopdf,epspdf,extractbb
※上記で\はバックスラッシュです。
mktexlsrを実行します。
$ sudo mktexlsr

 

フォント埋め込みの設定


フォント埋め込みのための設定です。
$ sudo kanji-config-updmap-sys ipaex

 

YaTeXのインストール 

 ここからyatexのRelease版をダウンロードして展開します。展開したフォルダ名をyatexに変更します。ちなみに筆者の環境では~/Downloads/yatexとなっています。emacsを使ったことがあれば~/.emacs.dディレクトリがあるはずです。先ほど名前を変更してyatexフォルダをコピーして.emacs.d/site-lisp/にコピーします.site-lispディレクトリがなければ作ります。
$ mkdir ~/.emacs.d/site-lisp
$ cp -r ~/Downloads/yatex ~/.emacs.d/site-lisp/
~/.emacsか~/.emacs.d/init.elに設定を記述します。

;;YaTexの設定
(setq auto-mode-alist
      (cons (cons "\\.tex$" 'yatex-mode)  auto-mode-alist))
(autoload 'yatex-mode "yatex" "Yet Another LaTeX mode" t)
(setq load-path (cons (expand-file-name "~/.emacs.d/site-lisp/yatex") load-path))
(setq YaTeX-inhibit-prefix-letter t)
(setq YaTeX-kanji-code nil)
(setq YaTeX-latex-message-code 'utf-8)

;;(setq tex-command "latexmk -pvc")  ;;保存したら自動で再コンパイル
(setq tex-command "latexmk")
(setq dvi2-command "evince")
他にも便利な設定がありますが、ここではやりません。「;」はコメントアウトです。次にlatexmkの設定です。上のyatexの設定ではlatexmkを使うことになっています。TeXLiveのインストール時にlatexmkもインストールされているはずです。
 ホームディレクトリ直下に.latexmkrcというファイルを作ります。(頭にドットについています)そして以下を記述します。
$latex = $latex='platex -kanji=utf8 -guess-input-enc -synctex=1 -interaction=nonstopmode %S';
$bibtex = 'jbibtex';
$dvipdf = $dvipdf='dvipdfmx -f ptex-ipaex.map %S';
$dvips = 'pdvips';
$dvi_previewer = 'start xdvi';
$pdf_previewer = 'start evince';
$pdf_mode = 3;
上記の細かい説明は参考サイトに譲ります。以上で終わりです。お疲れ様でした。 
  
[追記(2014/08/05)]
 init.elと.latexmkrcのソースがうまくコピーできない事象が確認されました。googleドライブにアップしたのでうまく行かない場合はダウンロードしてみてください。
ダウンロードはこちら↓
init.el
latexmkrc

.latexmkrcに関してはファイルネームにドットを抜いております。自分で書き換えてください。

[追記ここまで]

テスト

それでは動作確認をしましょう。TeXではいろいろなファイルができてしまうのでドキュメント毎に専用のディレクトリを用意するのがよいでしょう。
$ mkdir ~/Documents/tex-test
$ cd ~/Documents/tex-test
$ emacs test.tex &
と入力すればemacsが立ち上がり「やてふ」モードになっているはずです。半分より上の白いところに以下の記述を貼り付けましょう(C-y)。
\documentclass{jsarticle}
\begin{document}
English
日本語
余弦定理
\begin{eqnarray}
f(x)  =  \sin(x)
\end{eqnarray}
\end{document}
貼り付けたら保存します。保存はC-­x  C-­sです(cntlを押しながらxを押して、cntlは押しながらxを離してsを押す。)下の方に wrote  〜〜〜 test.tex  と書かれたら保存できています。
 では次にコンパイルしてみましょう.
まずC-­c  C-­t(cntlを押しながらcを押して、cntlは押しながらcを離して、tを押します)と押します。すると下の方にいろいろ出てきますね。そこで「j」を押します。この時日本語入力モードだとダメです。ちゃんと「j」が押されると下半分にいろいろ出てきてその後成功すればpdfが表示されるはずです。
表示されれば完璧です。お疲れ様でした。なお警告が出ますが、上手く行っていれば問題ないようです。
 YaTeXのコマンドはたくさんあるのでここでは紹介しませんが、多くの便利なコマンドがあるので頑張って使いこなすと早く書けるようになれるでしょう。

参考

TeX Wiki : http://oku.edu.mie-u.ac.jp/~okumura/texwiki/
初心者がLinux Mintを導入する(9) : http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n221034

2014年7月12日土曜日

定期更新[7月12日]

http://shopdd.jp/blog-entry-1097.html
上のサイトを参考に、自分のパソコンでやったことを報告させて頂きます。

今回、Windowsパソコンでやってみた事は、

「コマンドプロンプトで"ls"を使えるようになりたい」という、太古の昔から私が欲していた技術です。
人類が欲するべき根本的な欲求ですね。

さあ、必要なことはすべて上記のサイトにあります。実行あるのみです。

方法1:"doskey ls=dir"
この方法は、doskeyコマンドによってエイリアス設定を一時的にする方法です。
他人のPCをいじくる時には確かに、この方法の方がいいですね。

doskeyコマンドは、"doskey マクロ名=テキスト"のような使い方が一般的なようです。
ここで、"doskey /macros"
を入力しましょう。

ls=dir

という表示が出ましたでしょうか?では、一旦コマンドプロンプトを終了して、もう一度コマンドプロンプトを立ち上げてみましょう。

"doskey /macros"

あれ?なにも出てこないぞ?そうです、なにも出てこないのです。
つまり、一時的な設定なので、他人のPCでも気軽に設定を変えられるという事なのですね。

方法2:"ls.bat"
この方法を説明します。
まず、メモ帳に"dir%1"と打ち込み、"ls.bat"という名前で、テキストファイルではなくすべてのファイルで保存してみましょう。
次に、C:/Windows/の中にファイルをコピーします。

以上です。
後は、コマンドプロンプト上で"ls"を入力してみて下ちい。


はい、という事で、私はワードソフトをコマンドプロンプト上で"word"と打てば開けるようにしてみました。使うかどうかは聞かないでください。

2014年7月2日水曜日

技術レポ

3D CAD

CAD(Computer Aided Design)
CADは、どうやら今の設計において、なくてはならないものであるようです。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20130918/505383/

上のページにあるように、今、3DCADの無料ソフトが存在するようです。九州工業大学のCADは、何万円とするものより、初心者には扱いやすそうですね。(精神的に)

ところで、今現在テザリングでダウンロードしているのですが、20分もかかるではないですか・・・。

兎にも角にも、インストールは超簡単でした。

定期更新[7月2日]

1月程更新をやめていましたが、久しぶりに戻って来て参りました。
お久しぶりです。

いよいよ後1月程経てば、夏休みですね^
残りの学生生活を十分に楽しみましょう。

とはいっても、もはや自分はマンネリ化しとりますが。

ここ最近のCIR-KITの活動は、6月の20日程に、じゃんけんゲームの発表会があったぐらいですね。(他にもいろいろやってますよもちろん)
新しくサークルに入って来てくれた人たちには、C言語の理解を深めてもらっていますが、早くも進行に差が出てきましたが大丈夫でしょうか。わからない事があれば聞きに来てね。

今回は少し趣向を変えまして、Windowsでのusbのマウント・アンマウントについて紹介したいと思います。(1時間程度の私の冒険の軌跡です。)

要は、Windowsを使い慣れていなさすぐるので、コマンドプロンプトをもっと使い慣れましょうね、という理屈なわけだす。

目的:コマンドプロンプトからのusbメモリのマウント・アンマウントができるようになる。

 

手順1:ググる

1:windowsマーク + R :「ファイル名を指定して実行」
2:cmdと入力
3:mountvolと入力
4:「現在のマウント ポイントとボリューム名の考えられる値」を見ると、今繋がっているusb,sdカード,Windows(C:)などがあるのが分かります。
5:mountvol D:\ /P を入力(アンマウント)
6:「アクセスが拒否されました」と言われ、びっくりする。
7:ならば、と、mountvol D:\ ボリューム名 と入力。この際、コマンドプロンプトに表示されている文字をコピーするには、まず左クリック→範囲指定→ど☆ラッグ→左上のアイコン→編集→コピー→右クリック→貼り付け。はあ、疲れましたね。やっぱlinuxがいい・・・。(使い慣れてます)
8:Enter‼
9:「ディレクトリが空ではありません」と言われ、そりゃそうだと思う。

ここまでが手順1です。なぜマウント・アンマウントができないのでしょうか。

linuxでのマウント・アンマウントを思い返してみましょう。
sudo とうち、管理者権限にわざわざなっていたはずです。
ならば、Windowsでの管理者権限のなり方が分かれば、こっちのもんですね。

手順2 :ググる

1:検索にかけると、下のサイトが見つかりました。右クリックすれば、管理者として開ける・・・。

引用元 http://windows.microsoft.com/ja-jp/windows/command-prompt-faq#1TC=windows-8

2:さあ、開いたら、アンマウントしましょう。

mountvol D:\ /P

3:うまくいったら、マウントしてみましょう

mountvol D:\ /ボリューム名

私はうまくいきました。
これで、ひとまず終了としましょう。
コマンドプロンプトのコピー・貼り付けがマウスなしでできるようになれれば便利なんだけどなぁ・・・。